【佐渡プロジェクト】新潟県佐渡市 「夏の彩典 たかち芸能祭」に参加しました
私たち「佐渡プロジェクト」は、新潟県佐渡市で鬼太鼓や能などの伝統芸能を学び、現地で披露するほか、SNSを活用して佐渡の魅力を広く発信する活動を行っています。
今年は8月10日(日)から14日(木)までの5日間、佐渡市北西部にある高千(たかち)地区を訪問しました。地元の方々から鬼太鼓などの芸能を教えていただき、最終的には地域イベント「夏の彩典 たかち芸能祭」で披露するという、充実したスケジュールでした。
参加者は、佐渡プロジェクトの学生メンバー7名、公募で集まった学生3名、そして卒業生1名の計11名。東京駅に集合し、新幹線で新潟駅へ向かい、そこから佐渡汽船で両津港へ渡りました。さらにジャンボタクシーで約1時間半かけて高千地区に到着。朝9時過ぎに出発して、到着は夕方17時頃。長旅でしたが、到着後すぐに宿泊先「旅荘みなと」で夕食をいただき、その夜からさっそく芸能のお稽古が始まりました。
受け入れてくださった集落は5つあり、地域の方々は日中お仕事があるため、お稽古は夜に集中して行われます。初めての鬼太鼓に戸惑いながらも、地域の方々の温かい指導のおかげで、少しずつ形になっていきました。
翌11日(月)は、プロジェクトのカフェチームが中心となって、高千地区にある「高千カフェ」とのコラボ商品開発に取り組みました。観光ルートから外れがちな高千地区に人を呼び込むことを目的に、私たち学生とカフェの方々が協力して進めている活動です。今回は、カフェのキッチンをお借りして試作を行い、夜のお稽古の際に地域の方々に試食していただき、アンケートにもご協力いただきました。いただいたご意見をもとに、秋以降も学内で試作を重ねていく予定です。
12日(火)は、佐渡ヶ島の歴史や文化について学ぶため、佐渡金山を訪問しました。佐渡の自然や人々の暮らしに触れ、地域への理解がさらに深まりました。
そして13日(水)は、いよいよ芸能披露の本番です。私たちは、空き時間を使って自主練習を重ね、本番に向けて準備してきました。日中は集落での練習やイベントの設営準備など、それぞれが役割を果たしながら過ごしました。17時、「夏の彩典 たかち芸能祭」がスタート。毎年多くの観客が集まる人気イベントで、私たちも緊張しながらステージに立ちました。披露を終えた後は、達成感と安堵の気持ちでいっぱいでした。
最終日の14日(木)は、まず会場を訪問し、たかち芸能祭実行委員会の皆さまに御礼とお別れの言葉を伝え、全員で集合写真を撮影しました。その後、行きと同じルートで東京駅へ戻り、解散となりました。佐渡での経験は、私たちにとってかけがえのないものとなりました。
なお、佐渡の鬼太鼓はなかなか直接見る機会が少ないですが、11月の「相生祭」地域物産展では、地域の方々による鬼太鼓の披露が予定されています。ぜひ足を運んでみてください!