四代目徳次郎の氷の切り出しに参加しました(「海外に子ども用車椅子を届けよう!」プロジェクトよりお知らせ)

2024年2月11日(月)、「海外に子ども用車椅子を届けよう!」プロジェクトは栃木県日光市で四代目徳次郎の天然氷の切り出しに参加しました。

氷の歴史は長く、奈良時代には氷室が存在し、平安時代に清少納言が書いた「枕草子」の「削り氷(けずりひ)」が最初のかき氷と言われています。天然氷は、昭和初期には100軒近くの氷室がありましたが、製氷機の発達により現在全国で残るのは5軒のみです。そのうちの3件が日光です。徳次郎さんは、日本の文化の一つである天然氷づくりを絶さないため、56歳の時から氷づくりを始め、現在は息子さんの仁一郎さんがメインでおこなっています。

学生たちの切り出しの活動は、徳次郎さんが学生のプロジェクト活動に賛同し、学生たちが車いす活動の運営資金を作るために、相模大野の商店街の夏のイベント「相模大野もんじぇ祭り」に出店するかき氷の材料として毎年無償提供して頂いています。そのお礼と日本の食と文化を知る機会として、氷の切り出しのお手伝いに学生は毎年参加しています。

切り出しの作業は、池の水面に張った分厚い氷を専用のこぎりで四角く切り、切られた氷を水面からすくい上げ、滑り台に乗せて氷室まで運び、表面をきれいにしてから氷室に納めるという工程です。
今年は雪の影響で、2つある池のうち1つからしか氷ができませんでしたが、無事すべての氷を氷室に納めることができました。
今回参加したメンバー5人は全員が初めての参加であり、体験を通してメンバーそれぞれが作業の楽しさや大変さ、栃木の雪や氷が作る美しい自然の景色、そこに集まる人々の温かさなど様々な気づきを得られる貴重な機会になりました。

今年の「相模大野もんじぇ祭り」でも徳次郎さんの氷を使ったかき氷を販売する予定です。ぜひ食べに来てください。

相模女子大学・相模女子大学短期大学部
夢をかなえるセンター 連携教育推進課